2011年3月21日月曜日

猛暑効果、セールに敗北…百貨店は売上高が大幅減

 猛暑効果も高額品を売り物にする百貨店にとっては、プラス材料よりもむしろマイナス効果の方が大きかったようだ。日本百貨店協会が発表した8月の全国百貨店売上高は、前年同月比3.2%減(店舗調整後)の4346億円となり、30カ月連続の前年割れとなった。マイナス幅は6、7月の1%台から大幅に下げ幅を拡大してしまった。円高を背景にした株価の rmt TERA
低迷も重なり、厳しい結果に終わった。

 「セールの比率が上がっているので客単価が下がった。入店客数は増えているが、売上総額では前年実績には届かなかった」。日本百貨店協会は今回の結果をこう分析した。

 衣料品では、水着や浴衣、雑貨では紫外線をカットするUV対応化粧品や日傘、サングラスなどの盛夏品が好調だった。その半面、
季節を先取り8月後半から販売が本格化する秋物衣料の売れ行きは低迷。通常価格で売れる商品が売れず、割引商品に流れた結果、売り上げがマイナスとなった。

 衣料品は紳士、婦人ともマイナスで前年比5.2%減、化粧品や貴金属などの雑貨は4.9%減、猛暑で料理を避けようとするニーズから総菜が売れた食料品も2.1%減。軒並み前年割れとな
った。日本百貨店協会では、前年に比べて客の入りが多い土曜日が1日少なかったことや、三越銀座店など一部店舗で改装による売り場面積が縮小などの要因も影響したと指摘した。

 一方で、東京の百貨店を中心に夏休み期間中の子供向けイベントなどを例年以上に強化し、集客につながっている点や、外国人の売り上げは円高の影響を受けながらも依然と
して16.5%増と2けた増で推移している点も強調。今後の売り上げ増に大きな期待をかけている。

 ただ、これまで百貨店の回復を引っ張ってきた美術?宝飾品、貴金属のような高額品が低迷。全国では前年同月比7.1%減となった。売り上げのボリュームが多い東京地区では10.1%減と大幅な落ち込みとなった。

 高額品需要は株価に直 リネ2 rmt
結する。政府?日銀による為替介入で円高が一服し、株価もプラスになっているが、どこまで介入効果が継続するのか不透明だ。さらに、東シナ海の日本固有の領土、沖縄?尖閣諸島で発生した海上保安庁の巡視船と中国漁船の衝突事件をめぐる日中関係の悪化が、旺盛な中国人需要をそぐ可能性もあり、百貨店の先行きは依然として厳しさが増している。(石垣良幸)


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引用元:三國志 専門サイト

2011年3月9日水曜日

パシフィコで日本中の母親を応援する祭典「ママコレクション」 /神奈川

 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で5月9日、母親と子どもが楽しめる「ママコレクション2010」が開催される。(ヨコハマ経済新聞)

 同イベントは初開催となる日本中の母親を応援する母親のための祭典。テーマを「ママの教育」と掲げ、10?20年後の日本を見据え「母親(ママ)」の意識?知識?行動を変えるきっかけ作りの場を提供する。

 当日は「ファッション」「美容」「ライフスタイル」「育児」「食の安全」を提案するファッションショー、ママタレントによる子育てトークショー、ママライブなどさまざまなイベントを行う。主催はツインプラネット。

 ステージイベントはタレントのMEGUMIさんがMCを務め、ママタレントの浅田好未さんや桃華絵里さん、仁香さん、板橋瑠美さん、人気モデルのAKIさんや木村あすかさんらが出演。親子ファッションショーには、スペシャルゲストとして1日最高400万PVのアクセスをもつ16歳のカリスマブロガー「てんちむ」が初の親子共演をする。

 そのほか、日本ギャルママ協会による「パラパラウォーキング」、KIDSダンス、食育ソムリエトークライブ、ベビーカー公園着ショーを実施し、キャラクターショーには「キティちゃん」「孫悟空」「かいけつゾロリ」などが登場。

 会場にはフードエリアや専任スタッフ付きの「キッズスペース」が設けられ、ママのママによるママのための「フリーマーケット」では、服や生活用品、着なくなった子供服やおもちゃなど、ママコレクションならではのブースが並ぶ。

 ハイエンドギャルファッション誌「EDGE STYLE」に掲載されるスナップ撮影や、セクシーカジュアルファッション誌「BETTY」の撮影も予定している。

 同イベントを担当する太田まき子さんは「母の日は5,000人の親子が会場に集合。豪華ママタレントが来場するほか、親子ファッションショーやママフリマなど盛り沢山の内容です。若いママを取巻く育児、食の安全などさまざまな問題をエンターテインメントの要素から発信します」と話す。

 会場はパシフィコ横浜?展示ホールB。開催時間は11時?16時(10時開場、17時閉場)。入場料1,000円(事前、当日登録で無料)。詳細はママコレクション公式ホームページより。

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ママコレクション2010

引用元:RMT(リアルマネートレード)専門サイト『RMTワンファースト』

2011年3月1日火曜日

マンション回復の兆し 5千万円超が続々即日完売 都心限定で短命?

 一昨年秋の「リーマン?ショック」以降、冷え込んでいたマンション市場に回復の兆しが広がってきた。3月の首都圏の発売戸数は9年3カ月ぶりに50%超の高い伸びを記録。利便性の高い都心部を中心に5千万円超の高額物件で即日完売が相次いでいる。売れ残りの在庫処理が終わり、“目玉物件”が売り出されたことが、購入意欲を刺激した。ただ、所得や雇用への不安が強く、本格的な回復に向かうかは不透明だ。

 建設中の「東京スカイツリー」を北にのぞむ東京都墨田区の一角。今月3日、野村不動産と伊藤忠都市開発が共同開発する分譲マンション「オアシティ錦糸町」のモデルルームは朝から人でごった返した。

 すでに第1期の1次分(110戸)は完売し、この日が締め切りとなった2次分(25戸)の申し込みに客が殺到したためだ。JR錦糸町駅から徒歩6分、全戸南向きという優良物件。最多価格帯は1、2次とも5千万円を超えるが、2次分も最高倍率6倍という人気を集め即日完売した。

 野村不動産の山本成幸執行役員は「駅から近い立地などが評価されたが、ここまでの反響は想像していなかった」と、驚きを隠さない。

 不動産経済研究所によると、3月の首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)のマンション発売戸数は前年同月比54?2%増と、平成12年12月(59?5%増)以来の高い伸びを記録。契約率は82?8%と3年ぶりに80%を超え、1戸あたりの平均価格も5070万円と16カ月ぶりに5千万円台に乗せた。即日完売は、29物件896戸に上る。

 リーマン?ショックによる不動産市況の冷え込みで、不動産会社はこれまで供給を絞り込んできたが、在庫調整が一巡。魅力的な物件が売り出され、「実際住むためのマンション購入を検討していた人の動きが活発になった」(大手不動産会社)という。

 ただ、活況なのは都心部だけ。21年度の発売戸数は東京23区が15?8%増と伸びたのに対し、都下は3?5%減。神奈川県は29?7%減、千葉県も30?9%減と軒並み大幅なマイナス。近畿圏も12?4%減と2年連続で2けたのマイナスとなった。

 同研究所の福田秋生企画調査部長は「首都圏だけで8万?9万戸も売れる時代には戻らない。5万?6万戸が妥当で、そこまで回復するにもまだ数年かかる」と、回復は道半ばと分析する。

 21年の首都圏の1戸あたりの平均価格は4535万円で、14年に比べると13%も高い水準に高止まりしており、賃金や雇用への不安を抱える多くの世帯には、まだまだ手が出ない。

 みずほ証券の石沢卓志チーフ不動産アナリストは「景気回復の先行きは不透明で、市場の回復が短命に終わる可能性もある」と指摘している。

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引用元:三國志 専門サイト